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「汚す男(ヘグリ編)」について

~スキップして更新している理由~

「セツ」第45話からのエピソード「汚す男(ヘグリ編)」は、2011年4月に3.11と原発事故を受けて、急遽企画されたストーリーでした。余震のおさまらぬ東京を一時離れ、京都にて編集者と長距離電話で延々と打ち合わせを続けたことを覚えています。

起きたばかりの原発事故をモチーフに作品を描くには、あまりにもタイミングが直近すぎ、また自分たちも当事者にすぎるため、冷静に作劇するのは大変難しい、カナダで重大な環境被害をもたらしている「黒い土=オイルサンド」を、原子力発電の代わりのテーマに据えてみるのはどうか、という担当編集氏の意見に賛同し、東京に戻ってすぐに執筆準備に入りました。

結果としてヘグリ編は、「セツ」という物語の構成全体を大幅に巻き上げ、天翔セツというキャラクターの変化を一気に消化促進することになったのですが、この展開の加速は作者にとっても想定外でした。

東日本大震災と原発事故に対するアプローチとして書かれた「ヘグリ編」は、作者としても思い入れ深いものであり、「セツ」のwebcomic化に着手したのも、ダイジェスト版で途中の展開をスキップしたのも、このエピソードを作れるうちに作って世に出しておきたい、という考えからです。

変則的な発表のスタイルではありますが、「復讐の男(スター編)」と並ぶポテンシャルと仕上がりになっていますので、ぜひ最後まで楽しんで読んでいただければと思います。

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